[スポーツ文化-SA-3] 「スポーツと開発」における授業研究アプローチの可能性
「ペルーに対する体育教師の能力開発支援」プロジェクトからみえたもの
<演者略歴>
広島大学大学院人間社会科学研究科教授。青年海外協力隊(シリア)、JICA客員研究員、日本学術振興会特別研究員、徳山工業高等専門学校准教授、金沢大学准教授などを経て現職。広島大学大学院国際協力研究科修了、博士(教育学)。専門はスポーツ教育学、スポーツ国際開発学。
広島大学大学院人間社会科学研究科教授。青年海外協力隊(シリア)、JICA客員研究員、日本学術振興会特別研究員、徳山工業高等専門学校准教授、金沢大学准教授などを経て現職。広島大学大学院国際協力研究科修了、博士(教育学)。専門はスポーツ教育学、スポーツ国際開発学。
東京五輪開催を契機に、体育・スポーツ分野の国際貢献事業「スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)」が開始された。本事業は2014年に始まり、2021年度末まで行われ、100ヵ国以上を対象、1,000万人以上の裨益者を創出することを目標とし、2019年にその数値目標は達成された。
発表者は、本事業の一つであった「ペルーに対する体育教師の能力開発支援」のプロジェクトリーダーを務めた。ペルーでは2017年施行新カリキュラムにて小学校体育授業時間数が週2コマから3コマに増加し、適切な体育授業が展開できる体育教師の育成が急務となり、日本の知見の共有が求められることとなった。そこで、発表者らは、日本・ペルー両国での体育科教育専門家チームを作り、「体育授業研究」を紹介・導入する活動を実施した。
本プロジェクトでは、ペルーの文脈や、関係者の関心に応じた授業研究の展開を行い、現地専門家の主体性を尊重しながら、持続的発展を追及することを重視した。SFTプロジェクト終了後も、授業研究の展開を軸に、両国での交流が続いている。
本発表では、本プロジェクトでの具体的な活動内容やその成果について、関係者へのインタビューの結果なども踏まえつつ、報告したい。
発表者は、本事業の一つであった「ペルーに対する体育教師の能力開発支援」のプロジェクトリーダーを務めた。ペルーでは2017年施行新カリキュラムにて小学校体育授業時間数が週2コマから3コマに増加し、適切な体育授業が展開できる体育教師の育成が急務となり、日本の知見の共有が求められることとなった。そこで、発表者らは、日本・ペルー両国での体育科教育専門家チームを作り、「体育授業研究」を紹介・導入する活動を実施した。
本プロジェクトでは、ペルーの文脈や、関係者の関心に応じた授業研究の展開を行い、現地専門家の主体性を尊重しながら、持続的発展を追及することを重視した。SFTプロジェクト終了後も、授業研究の展開を軸に、両国での交流が続いている。
本発表では、本プロジェクトでの具体的な活動内容やその成果について、関係者へのインタビューの結果なども踏まえつつ、報告したい。