プロセス・素材分野ショート講演2

[2K0601-14-08] 溶融塩電解法によるマグネシウム金属電析に及ぼす電解浴中不純物の影響(発表者：修士課程)

○石川 佳樹¹、竹中 俊英¹、森重 大樹¹、井上 誠²、渕脇 哲司³、小原 久⁴ (1. 関西大学、2. 富山高等専門学校、3. （公財）塩事業センター 海水総合研究所、4. （一社）日本マグネシウム協会)

キーワード：マグネシウム、苦汁、溶融塩電解、不純物

国内資源である苦汁を出発原料に用いて溶融塩電解法によりMg金属を効率的に製造するためには，克服せねばならない多くの課題がある．本研究では，苦汁から電解原料であるMgCl₂を製造する際に残存する可能性があるいくつかの不純物が，Mg金属の電析効率や電析物純度に及ぼす影響を検討した．いわゆるIG法に用いられる電解浴に類似の浴にMgO等を模擬不純物として添加し，陰極過電圧等の電解条件を変えてMg金属を電析させた．電流効率を算出するとともに電析物中の不純物を定量し，不純物の影響を検討した．研究成果の詳細は当日発表する．