資源・素材2021(札幌)

講演情報(2021年8月18日付 確定版)

企画講演

【企画講演/募集型企画】 最近の石炭等エネルギー資源の開発・利用の動向

2021年9月15日(水) 08:30 〜 11:55 第1会場 (Webex)

司会:大川 浩一(秋田大学)、菅井 裕一(九州大学)、濵中 晃弘(九州大学)

10:20 〜 10:35

[2K0101-11-06] 低品位炭有効利用技術の開発―高硫黄含有炭からの有機硫黄の除去―

○加藤 貴宏1、大川 浩一1、菅原 勝康1 (1. 秋田大学)

司会:菅井 裕一(九州大学)

キーワード:石炭、脱硫、過酸化水素、X線吸収微細構造、硫黄形態

高硫黄含有炭の硫黄を効率よく低減させる技術開発を目的に、温和な条件下で処理出来かつ残留物がない過酸化水素を用いて酸化脱硫を行った。室温で30%過酸化水素と炭化度の異なる5種類の石炭を2時間混合攪拌することにより過酸化水素処理炭を得た。その結果、全炭種で黄鉄鉱ならびに硫酸塩の無機硫黄をほぼすべてを除去することが出来た。また有機硫黄も低炭化度炭では84%除去することが可能であった。但し、石炭の炭化度が上がるにつれて有機硫黄の除去率は著しく減少する傾向にあった。有機硫黄は,原炭中のチオフェン類がチオールやスルフォンに形態変化させていることがXAFSの結果より明らかとなった。

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