資源・素材2021(札幌)

講演情報(2021年8月18日付 確定版)

若手・一般ポスター発表(ショート講演)

【若手・一般ポスター発表(ショート講演有)】地球・資源分野/環境・リサイクリング分野

2021年9月15日(水) 13:00 〜 14:36 第2会場 (Webex)

司会:伊藤 真由美(北海道大学)、芳賀 一寿(秋田大学)

13:40 〜 13:48

[2K0206-17-06] (学生発表:修士課程) 高ヒ素含有銅鉱石を対象とした浮選によるヒ素含有銅鉱物の分離挙動の調査

○佐藤 玄汰1、芳賀 一寿1、柴山 敦1 (1. 秋田大学)

司会:伊藤 真由美(北海道大学)

キーワード:浮選、銅、ヒ素

近年の銅需要の高まりに伴い、ヒ素などの有害物質を含む難処理銅鉱石から銅を回収する技術の開発が求められている。硫化銅鉱物の一般的な選鉱法である浮遊選鉱法は、鉱物の表面性質の違いを用い鉱物を分離する技術であるが、代表的な含ヒ素銅鉱物である Enargite(Cu3AsS4)とその他の硫化銅鉱物は、物理的及び化学的性質が類似しているため、従来の浮選手法では分離が困難である。そのため、銅精鉱中にヒ素が濃縮し、高ヒ素含有銅精鉱が生産される。製錬工程では ヒ素の除去は困難であるため、前段階である選鉱工程において含ヒ素銅鉱物を分離する必要がある。本研究では、実際の銅鉱山で生産されたEnargiteを含む銅鉱石を対象に、Enargite の浮遊性が高い性質を利用することで、 Enargite を浮鉱(As conc)として回収するとともに、非ヒ素銅鉱物を尾鉱として分離できるか調査した。実験では、捕収剤の添加量や送気量等の条件を中心に検討を行い、含ヒ素銅鉱物の選択的な分離が可能か検討した。

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