資源・素材2022(福岡)

講演情報(2022年7月27日付 確定版)

若手・一般ポスター発表(ショート講演)

【若手・一般ポスター発表ショート講演】プロセス・素材分野 (1)

2022年9月6日(火) 13:00 〜 14:35 第2会場 (A12)

司会:竹田 修(東北大学) 、佐々木 秀顕(愛媛大学)

13:10 〜 13:15

[1209-27-03] (学生発表:修士課程)Sm2O3-B2O3擬二元系状態図に基づいたサマリウムコバルト磁石のリサイクル

○石塚 茉奈1、山口 勉功1 (1. 早稲田大学)

司会:竹田 修(東北大学),佐々木 秀顕(愛媛大学)

キーワード:レアアース、コバルト、サマリウム酸化物、乾式法

市中から回収されたサマリウムコバルト磁石のリサイクルプロセスを提案するため,Sm2O3-B2O3擬二元系状態図を決定し, 乾式法で磁石からサマリウムとコバルトを分離することが可能か調べた.まず,Sm2O3-B2O3擬二元系の相平衡を1200℃~1500℃の温度範囲で白金るつぼと炭素るつぼを用いて決定した.その結果,1400℃において30〜35mass% B2O3および15mass% B2O3以下の範囲に均一液相が, B2O3側に二液相分離が存在することがわかった.SmBO3化合物と平衡するB2O3側の液相線と二液相分離範囲は,従来の報告値に比べて広い傾向を示した.得られた状態図に基づき,1350℃において炭素るつぼ中でサマリウムコバルト磁石とB­2O3を溶融し, サマリウムをSm2O3-B2O3系スラグに,コバルトをCo-C系合金として回収可能か調べた.その結果,サマリウムはスラグ相に,コバルトはメタル相に濃縮できることがわかった.これらの結果に基づき,サマリウムコバルト磁石のリサイクルプロセスを提案する.

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