資源・素材2022(福岡)

講演情報(2022年7月27日付 確定版)

若手・一般ポスター発表(ショート講演)

【若手・一般ポスター発表ショート講演】プロセス・素材分野 (1)

2022年9月6日(火) 13:00 〜 14:35 第2会場 (A12)

司会:竹田 修(東北大学) 、佐々木 秀顕(愛媛大学)

14:05 〜 14:10

[1209-27-14] (学生発表:修士課程)廃棄物溶融炉スラグを出発原料とする新規多孔性吸着剤の合成

○岩谷 伸太郎1、綱島 倖子1、今野 大輝1 (1. 東邦大学)

司会:竹田 修(東北大学),佐々木 秀顕(愛媛大学)

キーワード:廃棄物溶融炉スラグ、多孔性材料、金属有機構造体

金属有機構造体 (Metal-Organic Frameworks, MOFs)の一種であるMILs (Materials of the Institute Lavoisier) 結晶は、規則的な細孔構造と大きな比表面積に加え、熱的安定性や耐水性を有する優れた多孔性結晶である。MILs結晶の中でもアルミニウムイオン (Al3+)とテレフタル酸の配位結合で構成されるMIL-53(Al) は、水中有機化合物に対する優れた吸着特性が報告されており、水質浄化剤としての可能性を有している。一方で廃棄物溶融炉スラグは、家庭ごみを含む一般廃棄物を高温溶融後に冷却固化させたものであり、CaO, SiO2, Al2O3などを主成分とする無機材料である。現在溶融スラグは地盤改良材などの土木建築資材として利用されているものの、化学的手法で新たな機能性材料としてアップグレードさせることができれば、サーキュラーエコノミー社会に貢献する低品位資源の有効利用法を提案できる。そこで本研究では、廃棄物溶融炉スラグを出発原料として、MIL-53(Al)を主成分とする新規多孔質吸着剤の合成を行った。

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