資源・素材2022(福岡)

講演情報(2022年7月27日付 確定版)

若手・一般ポスター発表(ショート講演)

【若手・一般ポスター発表ショート講演】プロセス・素材分野 (1)

2022年9月6日(火) 13:00 〜 14:35 第2会場 (A12)

司会:竹田 修(東北大学) 、佐々木 秀顕(愛媛大学)

14:25 〜 14:30

[1209-27-18] (学生発表:修士課程)CaCO3を用いたSiC製ディーゼル微粒子捕集フィルターの酸化とAl2O3-CaO-SiO2系スラグの生成

○水内 俊貴1、山口 勉功1 (1. 早稲田大学)

司会:竹田 修(東北大学),佐々木 秀顕(愛媛大学)

キーワード:白金族金属、リサイクル、シリコンカーバイド、自動車排ガス浄化触媒、DPF

近年SiC製のディーゼル微粒子捕集フィルター,DPFに白金族金属を担持した自動車排ガス浄化触媒が普及している。本研究ではSiCを酸化し、Al2O3-SiO2-CaO系スラグにすることが可能か調べる目的で、SiC製DPFの酸化剤としてCaCO3を用い、室温からSiC製DPFをCaCO3とAl2O3を、1723Kで保持されている35mass%Al2O3-30mass%CaO-35mass%SiO2スラグに投入し、SiC製DPFのスラグ化を試みた。Arガスを流した実験では、実験後のスラグ中の炭素濃度は0.4-0.5 mass%であり、また、XRDよりSiCの残存が確認された。一方、試料を炉内に投入後、Arガスの導入を停止した実験では、スラグ中の炭素濃度は0.05 mass%以下を示し、XRDでもSiCの存在は確認されず、SiC製DPFを均質なスラグにすることができた。このことより、SiC製DPFの酸化剤にCaCO3を用いることが可能であることが確認できた。また、CaCO3の熱分解から生成するCO2ガスを系内に滞留させることがDPFの酸化に有効であることが分かった。

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