13:00 〜 13:05
[1306-24-01] (学生発表:学士課程)液相還元法を用いたナノセルロース水溶液中での銀粒子合成に関する研究
司会:安田 幸司(京都大学),松浦 宏行(東京大学)
キーワード:ナノセルロース、銀ナノ粒子、液相還元法、還元剤、抗菌性
本研究に用いたナノセルロースは,TEMPO酸化触媒で化学的処理を行ったTEMPO酸化CNFで,3~4nmの繊維幅を持つ超極細繊維である。また,高い増粘性や分散安定性,乳化安定性等有しているため,注目されている物質の一つである。
今回,液相還元法を用いナノセルロース水溶液中での銀粒子合成を試みた。Ag微粒子は表面プラズモン吸収により可視領域に特異な吸収を持つことが報告されている。得られた銀粒子溶液の吸収極大波長は,およそ400~450nmの間にあり,優れた分散安定性を示した。また,吸収極大波長における吸光度の銀イオン濃度に対する変化は,銀イオン濃度50ppm以上で吸光度は銀イオン濃度の増加に伴い,直線的に増加した。一方,銀粒子の生成過程において,用いた還元剤の種類やその濃度,温度の条件がどのように銀粒子の粒子径や粒子分布に影響を及ぼしているかを検討した。さらに,今回生成した銀粒子の抗菌性を知るために数種類の細菌を用いて試験を行った。
本発表では,TEMPO酸化CNF中で粒子径の揃った銀粒子を得る優良な条件とその銀粒子の抗菌性について得た結果を報告する。
今回,液相還元法を用いナノセルロース水溶液中での銀粒子合成を試みた。Ag微粒子は表面プラズモン吸収により可視領域に特異な吸収を持つことが報告されている。得られた銀粒子溶液の吸収極大波長は,およそ400~450nmの間にあり,優れた分散安定性を示した。また,吸収極大波長における吸光度の銀イオン濃度に対する変化は,銀イオン濃度50ppm以上で吸光度は銀イオン濃度の増加に伴い,直線的に増加した。一方,銀粒子の生成過程において,用いた還元剤の種類やその濃度,温度の条件がどのように銀粒子の粒子径や粒子分布に影響を及ぼしているかを検討した。さらに,今回生成した銀粒子の抗菌性を知るために数種類の細菌を用いて試験を行った。
本発表では,TEMPO酸化CNF中で粒子径の揃った銀粒子を得る優良な条件とその銀粒子の抗菌性について得た結果を報告する。
講演PDFファイルダウンロードパスワード認証
講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。
現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)
[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください