資源・素材2022(福岡)

講演情報(2022年7月27日付 確定版)

若手・一般ポスター発表(ショート講演)

【若手・一般ポスター発表ショート講演】プロセス・素材分野 (2)

2022年9月6日(火) 13:00 〜 14:30 第3会場 (A13)

司会:安田 幸司(京都大学)、松浦 宏行(東京大学)

13:35 〜 13:40

[1306-24-08] (学生発表:修士課程)臭素含有プラスチックを用いた製鋼ダストの鉛の臭化揮発分離

○中島 大1、髙谷 雄太郎2、所 千晴3、山口 勉功1 (1. 早稲田大学、2. 東京大学/早稲田大学、3. 早稲田大学/東京大学)

司会:安田 幸司(京都大学),松浦 宏行(東京大学)

キーワード:臭素、亜鉛、ABS樹脂、リサイクル

ABS樹脂中の臭素を用いて製鋼ダスト中の鉛を臭化揮発分離し, 製鋼ダストを亜鉛源として再利用することを目的として,臭素系ABSと製鋼ダストを, 600と700℃で, ABS樹脂に対する製鋼ダストの質量比WD/WABS=3, 2, 1と変化させ, 製鋼ダスト中のPb, Zn, Feの揮発挙動を調べた.
実験の結果, 温度が高いほど, WD/WABSを下げることで, Pbの揮発率は上昇した. また, Zn揮発率は, 本実験の温度範囲では温度による依存性は確認できず, WD/WABSを下げることにより増加した. Feは, いずれの実験条件においてもほぼ揮発せず, 処理後の製鋼ダスト中に残存した. 700℃, WD/WABS=3の条件が製鋼ダスト中の鉛の臭化揮発分離に適しており, Znの揮発率を5%以下に抑えながら, 約95%の揮発率でPbを分離することができた.

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