資源・素材2022(福岡)

講演情報(2022年7月27日付 確定版)

若手・一般ポスター発表(ショート講演)

【若手・一般ポスター発表ショート講演】プロセス・素材分野 (2)

2022年9月6日(火) 13:00 〜 14:30 第3会場 (A13)

司会:安田 幸司(京都大学)、松浦 宏行(東京大学)

13:45 〜 13:50

[1306-24-10] (学生発表:修士課程)PETボトルを出発原料とする多孔性錯体結晶の合成と水質浄化性能評価

○佐藤 宏基1、岩谷 伸太郎1、今野 大輝1 (1. 東邦大学)

司会:安田 幸司(京都大学),松浦 宏行(東京大学)

キーワード:PETボトル、金属有機構造体、水質浄化

多孔性錯体結晶のMOFs (Metal-Organic Frameworks) の一種であるMILs (Materials of the Institute Lavoisiers) は、規則的な細孔構造と高い耐水性を兼ね備えていることから、水質浄化向けの吸着剤をはじめとする水溶液系での用途展開に大きな可能性を有している。そのMILs結晶の中でもアルミニウムイオンとテレフタル酸の配位結合から構成されるMIL-53(Al) は、高い比表面積と熱的・化学的安定性を有することから産業応用に向けて盛んに研究されている。一方、主に飲料ボトルとして利用されるPET (Polyethylene terephthalate) は、単に使用量/廃棄量を抑えるだけではなく、資源の循環利用を目指す「サーキュラーエコノミー」の考え方を基本とした技術開発が求められている。そこで本研究では、MILs結晶合成における出発原料の多様化と、回収後PET ボトルのアップグレードサイクル手法の開発を目指し、使用済みPETボトルを出発原料とするMIL-53(Al) 結晶の合成手法の開発を試みた。さらに今回は水中汚染物質の吸着除去性能を確認することで、水質浄化剤としての適用可能性を明らかにした。

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