14:15 〜 14:20
[1306-24-16] (学生発表:修士課程)ハロゲン添加による銅結晶異方成長を利用したプレート粒子の液相合成
司会:安田 幸司(京都大学),松浦 宏行(東京大学)
キーワード:銅、プレート、粒子、液相還元法、ハロゲン
銅のナノもしくはマイクロサイズのプレート粒子は、表面プラズモン共鳴や低温焼結性と焼結後に高い導電性を示すことから、電子・光デバイスの材料として注目されている。しかし、他の銅ナノ・マイクロ材料と比較して合成報告例は非常に少なく、その多くが液相還元法であるが、高温・高圧環境や毒性の強い還元剤が必要であるため、環境負荷の低い合成法の開発が望まれる。当研究室の銅ナノ・マイクロ材料の低環境負荷液相合成法において、ハロゲン添加による銅結晶の異方成長が確認されているため、本合成法にハロゲンとして臭化物イオンを添加することで、プレート粒子の合成を試みた。
合成条件は銅源として硝酸銅二水和物、錯化剤としてヒドロキシ酸、臭化物イオン源として臭化ナトリウム、還元剤としてアスコルビン酸を用いて100℃以下、大気圧化でプレート粒子の合成を試みた。前駆錯体や還元反応経路についてはpH-potential図を作図し、考察を行った。
銅錯体が銅臭化物を経由し銅に還元される反応経路において、十四面体粒子が形成され臭化物イオンの表面吸着により{111}面の成長が抑制され、{100}面が成長することでプレート状の粒子が合成されることが明らかとなった。
合成条件は銅源として硝酸銅二水和物、錯化剤としてヒドロキシ酸、臭化物イオン源として臭化ナトリウム、還元剤としてアスコルビン酸を用いて100℃以下、大気圧化でプレート粒子の合成を試みた。前駆錯体や還元反応経路についてはpH-potential図を作図し、考察を行った。
銅錯体が銅臭化物を経由し銅に還元される反応経路において、十四面体粒子が形成され臭化物イオンの表面吸着により{111}面の成長が抑制され、{100}面が成長することでプレート状の粒子が合成されることが明らかとなった。
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