10:40 〜 11:00
[3301-05-03] ボーリング調査データに基づいた地質統合モデルによる亀裂性岩体の水理構造の推定
司会:木崎彰久(秋田大学)
キーワード:亀裂モデリング、浸透率測定、地球統計学、地層処分、土岐花崗岩
発電に利用された放射性廃棄物の処理方法として,地層処分が挙げられる。地層処分では岩盤の強固なバリア機能を利用するため,亀裂やそれをパスとする地下水流動形態の把握が必須となる。本研究では,岐阜県瑞浪地域を研究対象として,複数の地質情報を統合した3次元水理地質モデルの開発を行った。土岐花崗岩を母岩とする瑞浪地域では,地下深部の特性を把握するために,複数の大深度ボーリング調査により多くの地質情報が取得されている。これらの調査データを元に,岩体の透水性に寄与する亀裂や変質帯の分布を地球統計的手法によって推定した。さらにボーリングコアサンプルの実測によって,各地質的要素と透水性の関連性を明らかにすることで,広域的な地下水理構造モデリングを行った。なお,本発表は,「平成31年度放射性廃棄物共通技術調査等事業(放射性廃棄物に係る重要な基礎的技術に関する研究調査の支援等に関する業務)」の成果の一部である。
講演PDFファイルダウンロードパスワード認証
講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。
現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)
[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください