趣旨説明:大井 一弥(鈴鹿医療大薬) (09:30 〜 09:40)
セッション情報
一般シンポジウム
[S03] 薬学を基盤にした基礎と臨床の融合研究
2022年3月26日(土) 09:30 〜 11:30 [E会場] レセプションホール (1号館4階)
オーガナイザー:大井 一弥(鈴鹿医療大薬)、加藤 隆児(大阪医薬大薬)
臨床現場において解決すべき問題点は数多く提示されるが、漫然とした日常業務の中で臨床研究にまで至る事例は少ない。また、研究に進展した場合も、薬剤師だけで問題を解決しようとするケースが多く見受けられる。これは研究を企てる薬剤師が、多職種に対して臨床研究実施の理解を得ることが容易ではないことがあり、それ故基礎と臨床の融合ができないと考えられる。多職種と連携することで角度の違う視点を研究に取り入れる状況を作り出し、自然な成り立ちでデータを集積し、学会発表や論文作成に至るプロセスを形成していくことが必要である。
一方、臨床現場での問題点の中には、薬学を駆使した研究を行うことでのみ解決しうるものがあることも事実である。したがって、臨床現場での薬剤師は、生じている問題が薬学で解決すべきものであるか否かを判断し、さらに現場あるいは基礎のどちらで解決すべきかを見極め、実施していくことが求められる。
本シンポジウムでは、基礎と臨床が融合するモデル研究の実例を提示し、実施する上でのポイントを紹介する。また、薬学研究に求められる基礎と臨床の融合の今後について考える。
09:40 〜 10:05
○入江 慶1 (1. 神戸学院大薬)
10:05 〜 10:30
○岩尾 岳洋1 (1. 名市大院薬)
10:30 〜 10:55
○平井 啓太1 (1. 静岡県大薬)
10:55 〜 11:20
○井上 裕1 (1. 城西大薬)
まとめ:加藤 隆児(大阪医薬大薬) (11:20 〜 11:30)