日本薬学会第142年会(名古屋)

セッション情報

一般シンポジウム

[S27] ポストコロナ時代を見据えた感染症ワクチン研究

2022年3月27日(日) 13:30 〜 15:30 [D会場] 会議室141+142 (1号館4階)

オーガナイザー:吉岡 靖雄(阪大先導)、國澤 純(医薬健栄研)

新型コロナウイルスが猛威をふるっているものの、世界的には、ワクチン接種により感染状況も落ち着き始めている。一方で、今回の感染症有事を反省に、ポストコロナ時代に向け、様々な感染症ワクチンの開発を加速する必要性が叫ばれている。例えば、身近な感染症である手足口病(エンテロウイルスなどが原因)、りんご病(パルボウイルスが原因)、細菌性食中毒のみならず、日本でも問題視されている重症熱性血小板減少症候群(SFTSウイルスが原因)や鳥インフルエンザなど、未だワクチンの存在しない感染症に対するワクチン開発の推進こそが、次なる感染症有事に向けた取り組みとして必須と言えよう。さらに、メッセンジャーRNAワクチンのように、新たなワクチンプラットフォームの構築も必要不可欠と考えられる。そこで本シンポジウムでは、ポストコロナ時代を見据え、上記の感染症を含め、様々な感染症に対するワクチン開発の事例を第一線の先生方にご講演頂き、現状の課題と今後を議論したい。感染症ワクチンの開発は、様々な薬学研究の知識・技術を総動員して初めて達成し得るものであり、活発な議論により日本発のワクチン開発が加速するものと期待している。

オーガナイザー挨拶:吉岡 靖雄(阪大先導) (13:30 〜 13:35)

総括:國澤 純(医薬健栄研) (15:25 〜 15:30)

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