日本薬学会第142年会(名古屋)

セッション情報

一般シンポジウム

[S42] 化粧品開発の現状と課題

2022年3月28日(月) 09:30 〜 11:30 [E会場] レセプションホール (1号館4階)

オーガナイザー:五十嵐 良明(国立衛研)、秋山 卓美(国立衛研)

 化粧品には、天然物から合成化学物質までさまざまな物質が、消費者のニーズに合わせて使用されている。現在、天然成分を配合した化粧品が増加している一方で、新規開発成分を配合した医薬部外品(薬用化粧品)の承認申請数は減少している。これは、化粧品の有効性・安全性を確保するin vitro試験法が公的試験法として十分受け入れられていないこと、及び欧州で安全性評価のための動物実験が禁止されていることなどが影響している。一方、シワ改善化粧品のように、新たな効能表現が認められたことで、積極的に開発されている製品もある。こうした動きは、有効性や安全性を正しく評価するガイドラインや標準的な試験方法の確立、化粧品分野における規制と開発を調和するレギュラトリーサイエンスの成果であると言える。
 本シンポジウムでは、規制の進展と課題、安全性評価法、製剤技術、天然資源を利用した新成分の化粧品への応用、化粧品の開発に寄与する新たな効能の獲得に向けた取り組みなどについて、産官学の先生方にご講演いただく。化粧品の品質や安全性評価についての情報が、医薬品・化粧品メーカー、学識経験者、薬剤師、規制当局の間で共有され、これから先の、安全・安心な機能性化粧品の開発につながることを期待する。

挨拶・趣旨説明:五十嵐 良明(国立衛研) (09:30 〜 09:33)

総括:秋山 卓美(国立衛研) (11:28 〜 11:30)

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