コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 再生コンクリート/リサイクル

再生コンクリート/リサイクル

2017年7月13日(木) 09:30 〜 11:45 第3会場 (桜1/会議棟2階)

座長:片平博(土木), 大久保孝昭(建築)

[1250] 再生細骨材と混和材を複合混合したコンクリートの力学性状および収縮性状

村上優斗1, 高巣幸二1, 小山田英弘1, 陶山裕樹1 (1.北九州市立大学)

キーワード:compressive strength, drying shrinkage, fly ash, ground granulated blast-furnace slag, recycled fine aggregate, static modulus of elasticity, フライアッシュ, 乾燥収縮, 再生細骨材, 圧縮強度, 静弾性係数, 高炉スラグ微粉末

再生細骨材と各種混和材との組み合わせ,混和材の混入率の違いによる影響を検討した。再生細骨材の品質の低下による収縮率の増大は,混和材混入率の違いによる変動より大きくなり,再生細骨材の品質毎にある程度の集団を形成することが窺えた。再生細骨材を使用した場合でもモルタル中の総水量(TW)を利用したC/TWおよびB/TWで圧縮強度を同等に評価できる可能性が示された。細孔量と圧縮強度および乾燥収縮率の関係において,2μm以下の細孔量で評価すると圧縮強度および乾燥収縮率ともに良好な線形関係が確認でき,再生細骨材と混和材を複合混合しても2μm以下の細孔量で評価できることが示唆された。