コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅳ

2017年7月13日(木) 09:30 〜 12:00 第6会場 (白橿(しらかし)2/会議棟3階)

座長:上田洋(土木), 山﨑順二(建築)

[1321] 長期間供用された港湾コンクリートの非破壊試験による耐久性評価

永松武則1, 松尾栄治1, 井上和音1, 原聡一郎1 (1.九州産業大学)

キーワード:air permeability test, carbonation depth, chloride penetration, echo tip, nondestructive test, rebound hammer, water permeability test, エコーチップ, 中性化深さ, 反発度, 塩分浸透量, 透気試験, 透水試験, 非破壊試験

コンクリート構造物の維持管理においては非破壊試験による調査が効率的であるが,測定結果の精度には課題がある。本研究では長年月が経過した港湾施設を対象に各種非破壊試験を実施し,コア抜き試験の結果との関係を求めることで測定精度についての基礎資料を得た。すなわち,建造から約30年間が経過した海洋コンクリート構造物を対象に,現在注目が高まっている透気試験を含む非破壊試験を実施し,別の暴露試験結果も参照にして主要な調査項目間の相関係数に着目し,その測定精度について検討するとともに,対象構造物の維持管理における初期データとした。