コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 高強度コンクリート(構造)/新材料・新工法(構造)

高強度コンクリート(構造)/新材料・新工法(構造)

2017年7月13日(木) 13:00 〜 15:15 第7会場 (会議室1/展示棟1階)

座長:栗橋祐介(土木), 中村聡宏(建築)

[2227] SC基礎梁における鉄筋を用いた改良継手工法の検討

吉田悠人1, 宇高航平1, 市之瀬敏勝1, 山本太造2 (1.名古屋工業大学 2.東建コーポレーション)

キーワード:sc beams, grade beams, flexural strength, reinforcing bar, joint, SC梁, 基礎梁, 曲げ耐力, 鉄筋, 継手

文献1) より,無筋コンクリートで被覆した鉄骨基礎梁(以下,SC 基礎梁)工法は施工効率および精度の向上が期待できる。しかし,鉄骨の継手部において曲げ耐力を発揮できないという課題が残った。そこで継手部を鉄筋で補強した工法(以下,改良継手J-N)と応力伝達効果を狙って溶接プレートを設置した工法(以下,改良継手J-P)を提案し,鉄骨断面に欠損のないSC 基礎梁(以下,SC-N)と比較検証した。その結果,目標としたSC-N の降伏耐力と比べ改良継手J-N は37 ~ 48%程度,改良継手J-P は53 ~ 64%程度であることを確認した。また,改良継手の応力伝達機構を明らかにした。