2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 越境する絶縁膜/半導体界面技術 ~ Si から Non-Si へ ~

[14p-4C-1~6] 越境する絶縁膜/半導体界面技術 ~ Si から Non-Si へ ~

2015年9月14日(月) 13:30 〜 16:45 4C (432)

座長:小山 正人(東芝),渡邉 孝信(早大)

15:15 〜 15:45

[14p-4C-4] SiCパワーデバイスの本格的実用化に向けたMOS界面の課題

〇木本 恒暢1 (1.京都大工)

キーワード:SiC、MOS界面、パワーデバイス

SiCは次世代の高耐圧・低損失パワー半導体として注目されている。特にSiと同様に熱酸化によりSiO2を形成できることから、SiCパワーMOSFETは耐圧600~6500V領域のパワーデバイスの本命として研究開発が進められている。既にSiCパワーMOSFETの小規模量産が開始され、顕著な省エネ効果を実証している。しかしながら、SiC MOS界面には依然として高密度の欠陥が存在し、SiC MOSFETの性能と信頼性に悪影響を与えている。本報告では、SiCパワーMOSFETの研究開発状況を紹介した後、その界面物理の理解と特性向上について概説する。