日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-3 原子力施設の廃止措置技術

[I47-55] 廃止措置技術

2014年3月28日(金) 09:30 〜 11:55 I (1号館 11F)

座長:村松壽晴(JAEA)

[I47] 原子力発電所の廃止措置に向けた遠隔装置の開発

(1)格納容器トーラス室内漏洩調査装置の開発

森勇人1, 河野尚幸1, 平野克彦2, 原和正2 (1.日立, 2.日立GE)

キーワード:ソナー, 漏洩調査, 水中移動体, 格納容器

2011年に発生した東日本大震災により引き起こされた東京電力福島第一原子力発電所事故を収束させ、廃止措置を進めるための取り組みが、官民一体となり進められている。その一環として、格納容器トーラス室の漏えい箇所を調査する技術を開発している。今回、遠隔操作により原子炉建屋1Fの穿孔穴(□600mm)からトーラス室にアクセス可能であり、目視検査用カメラと漏えい箇所調査用のソナーを搭載した、床面走行と水中遊泳が可能な調査装置の移動性能を確認し、トーラス室内での調査が可能である見通しを得た。