2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[1F12-16] 燃料デブリ処理に向けた研究

2018年9月5日(水) 16:15 〜 17:30 F会場 (A棟 A36)

座長:川崎 大介(福井大)

16:15 〜 16:30

[1F12] 福島第一原子力発電所の燃料デブリの元素分析方法の検討

*比内 浩1、戸田 暢史1、柴田 淳広1、野村 和則1 (1. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:福島第一原子力発電所、燃料デブリ、元素分析

福島第一原子力発電所(1F)の燃料デブリの構成元素を精密よく分析するためには、前処理として定量性が確保された溶解法が必要である。本検討では、難溶解性である燃料デブリの前処理として、燃料デブリで想定されている各種物質について、アルカリ融解法の融解条件等の適応性評価を実施した。また、汎用的なICP-AESによる金属元素の定量分析法では、主成分元素の干渉影響を調べた。結果として、燃料デブリ試料の元素分析について見通しが得られた。