2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 502-1 原子炉材料,環境劣化,照射効果,評価・分析技術

[2C04-07] 燃料被覆管材料

2018年9月6日(木) 10:50 〜 11:55 C会場 (B棟 B21)

座長:叶野 翔(東大)

11:05 〜 11:20

[2C05] PWRにおける冷却材喪失事故(LOCA)後の燃料耐震評価に係る検討

(2)LOCA模擬温度条件を経験した燃料グリッドの衝撃荷重時の挙動

福田 龍1、村上 望1、*大和 正明1、小池 尚2、篠原  靖周 2 (1. 三菱重工業(株)、2. ニュークリア・デベロップメント(株))

キーワード:LOCA、燃料スペーサーグリッド、冷却性、耐震

LOCA後の炉心の長期冷却性として、LOCA後の地震に対する燃料健全性確認が課題として挙げられている。そこで実機グリッドから切り出したグリッドに対してLOCA時を想定した高温水蒸気雰囲気での加熱処理を行った後に、衝撃試験を行い、変形挙動や強度について確認した。その結果、LOCA模擬温度条件を経験したグリッドが分断するなど炉心冷却を著しく阻害するような挙動は見られなかった。