2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 501-2 核燃料とその照射挙動

[2D05-09] 事故耐性燃料2

2018年9月6日(木) 10:35 〜 12:00 D会場 (A棟 A32)

座長:坂本 寛(NFD)

10:35 〜 10:50

[2D05] 事故耐性燃料としてのSiC複合材被覆管の既設PWRへの適用性に関する評価

(5) 炉心・燃料特性への影響評価

*村上 望1、桐村 一生1、山路 和也1、左藤 大介1、渡部 清一2、佐藤 大樹2、古本 健一郎2、山下 真一郎3、深堀 智生3 (1. 三菱重工業、2. 三菱原子燃料、3. 原子力機構)

キーワード:軽水炉、安全性向上、事故耐性、燃料被覆管、SiC

PWRの現行のジルカロイ系被覆管をSiC被覆管に変更した場合、熱伝導率が低下し、また、燃焼を通じて、ペレットと被覆管の接触を防止するよう間隙(ギャップ)を大きくする必要があるため、燃料温度が上昇する。これに伴い反応度停止余裕が減少する。この対策として、燃料棒細径化(17×17型→19×19型)、及び中空ペレットの採用により、現行被覆管を採用する従来炉心と同等の反応度停止余裕を確保できる見通しが得られた。