2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[3I01-05] 福島原発事故1

2018年9月7日(金) 09:30 〜 10:45 I会場 (B棟 B33)

座長:森山 清史(マサキテック)

10:00 〜 10:15

[3I03] 東京電力福島第一原子力発電所炉内状況把握の解析・評価

(109)福島第一原子力発電所2号機、3号機の炉心物質移行過程における炉心エネルギーの差とその影響

*佐藤 一憲1,5、吉川 信治5,1、リ シン1,5、山下 拓哉1,5、山路 哲史3、ペレグリーニ マルコ2、小島 良洋4,5 (1. 日本原子力研究開発機構、2. エネルギー総合工学研究所、3. 早稲田大学、4. 東芝ESS、5. 国際廃炉研究開発機構)

キーワード:沸騰水型原子炉、過酷事故、スランピング、デブリ冠水

2号機と3号機では炉心損傷開始からスランピング(炉心物質の下部プレナム移行)までの時間に大差があり、スランピング時のエネルギーが異なる。損傷開始から4時間程度でスランピングした2号機では炉心燃料の一部は溶融したが、燃料未溶融領域が多く残された可能性が高い。同じく8時間程度でスランピングした3号機では炉心の相当規模まで燃料が溶融し、溶融プールを形成していた可能性が高い。この理解は多くのSA解析コードを用いた評価によって基本的な妥当性が裏付けられた。スランピング時の炉心エネルギーの差は下部プレナムでのデブリ冷却挙動に影響を与え得る。