2018年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 303-3 ヒューマンマシンシステム,高度情報処理

[1A08-11] ヒューマンファクターズ,高度情報処理

2018年3月26日(月) 16:50 〜 18:00 A会場 (C1棟 C1-211)

座長:大井 忠 (三菱電機)

16:50 〜 17:05

[1A08] デプスセンサを用いたプラント内対象物認識技術の開発

*村田 幸弘1、関 洋1、杉本 洋平1、大城戸 忍2、花木 洋2、岡澤 周2 (1. 日立製作所、2. 日立GE)

キーワード:プラント機器認識、デプスセンサ、モバイル端末

原子力プラントの停止など、現場作業機会が低減する昨今において、プラント内現場作業の技術伝承は重要な課題である。この解決に向けた試みとして、現場での点検項目や作業指示などをモバイル端末に表示して作業を支援するシステムが開発されている。これらの多くは、対象機器の特定にARマーカーやビーコンなどの無線情報を用いて行われる。しかしながら、ARマーカや無線機の設置が許可されない現場も少なくなく、これらに頼らないスタンドアロンで動作するモノ認識技術が必要となっている。本開発では、モバイル端末で動作するモノ認識アルゴリズムとして、対象機器周辺の配管の特徴量をデータベース化し、その特徴量計測とマッチングにより機器を間接的に特定する技術を開発した。データベースは配管の特徴量のみであるためコンパクトであり、マッチングに要する計算量も少ないメリットがある。本発表では、その内容と検証試験結果について報告する。