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[1C09] 2種類のシャドーバーを用いた14MeVにおけるタングステンの後方弾性散乱断面積ベンチマーク実験
キーワード:大角度散乱断面積、核データ、核融合中性子、ベンチマーク実験
核融合炉の設計では厳密なシミュレーションを行う必要がある。しかし計算に用いる核データライブラリーごとに差異が存在している。より高精度なシミュレーションのためには核データの整備が必要である。本研究では核融合炉材料元素の14MeV中性子弾性散乱角度分布の後方散乱断面積が核データ間で大きく異なることに着目した。先行研究で考案された鉄の後方散乱断面積ベンチマーク実験の体系を用いることで核融合炉材料の一つであるタングステンの後方散乱断面積を検証することを目指す。本研究では、数値計算により最適なサンプルを決定した。今後、DT中性子を用いた後方散乱断面積ベンチマーク実験を行う。