16:05 〜 16:20
[1D14] 加速器結合型TEMを用いた鉄基合金の照射欠陥形成in-situ観察
キーワード:照射損傷、原子炉圧力容器、その場観察
加速器結合型顕微鏡を用いて数百keV のFeイオン及びWイオンを原子炉圧力容器モデル合金に照射し、欠陥形成効率の照射量依存性等を観察した。室温でWイオン(0.7MeV)を照射しながらin-situ 観察を行った所、ブラックドットの数密度は照射量とほぼ比例して増加し、見かけの欠陥形成効率は5×10-3 程度となった。これは、既報の照射後試験の結果とよく一致する数値である。一方、連続的に撮影した動画等も用いて、ブラックドットの形成と消滅をカウントした所、照射量が高いほどブラックドットが形成するが、その消滅も早いことが示された。詳細については当日報告する。