2018年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[1F03-04.1F06-07] 未臨界実験解析

2018年3月26日(月) 10:55 〜 12:00 F会場 (U2棟 U2-211)

座長:左近 敦士 (近大)

11:10 〜 11:25

[1F04] 出力の漸近的挙動に基づく評価反応度の検出器位置非依存性

*山根 祐一1 (1. 原子力機構)

キーワード:未臨界、反応度評価、TRACY、出力漸近挙動、検出器位置

未臨界状態の核燃料で反応度の変化後に生じる出力の漸近挙動に基づいてドル単位の反応度を評価する、新しく提案した手法に関して、評価結果が検出器の位置に依存しないことを確認する目的で、過渡臨界実験装置TRACYの未臨界過渡実験で得られた中性子計数率の時系列データに新手法を適用し、妥当な結果を得た。さらに時間依存の中性子拡散方程式に基づいて、評価結果が検出器位置に依存しないために必要な条件を明らかにした。