2018年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 202-3 中性子源・中性子工学

[1G01-07] 中性子源,中性子利用

2018年3月26日(月) 10:00 〜 11:55 G会場 (U2棟 U2-212)

座長:伊藤 主税 (JAEA)

11:30 〜 11:45

[1G07] 中性子ブラッグエッジ解析の鍛造プロセス評価への適用

*野瀬 裕之1、佐藤 博隆2、加美山 隆2、河口 紀仁1、鬼柳 善明3 (1. 株式会社IHI、2. 北海道大学、3. 名古屋大学)

キーワード:中性子イメージング、ブラッグエッジ、鍛造

鍛造プロセスにおける,条件と結晶構造との関連を調べることを目的として,エネルギー選別型中性子イメージングおよびブラッグエッジ解析を適用した。鍛造されたNi基合金に対して,JPARCのMLFのBL10にてイメージング試験を行い,異方性,ひずみ,結晶粒径といった要素を評価した。これら評価には,北海道大学で開発されたRITSコードを使用した。
ブラッグエッジは,鍛造によりその形状を大きく変化させ,集合組織が大きく発達していることが確認できた。また,鍛造速度の違いによるブラッグエッジ形状の違いも明確に見えた。今後,より多彩な条件の鍛造品を計測し,結晶構造制御へのフィードバック方法の可能性について議論していく。