2018年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 202-2 放射線物理,放射線計測

[1H13-19] イメージング

2018年3月26日(月) 15:50 〜 17:40 H会場 (U2棟 U2-213)

座長:若林 源一郎 (近大)

15:50 〜 16:05

[1H13] 2017年伐倒したアカマツ内部の放射性物質2次元分布の計測

*木村 文洋1、矢野 晴之1、久野 晃1、鈴木 養樹2、髙田 真志1 (1. 防衛大学校、2. 森林研究・整備機構 森林総合研究所)

キーワード:木材、イメージングプレート、セシウム137、放射能計測

福島第一原子力発電所の事故により、森林をふくむ大規模な地域が放射能汚染された。これまで、木材、落ち葉、土壌等の放射能汚染測定と同様に、木材の放射能汚染は乾燥した木材を粉砕することによって測定されてきた。本研究では、木材サンプルを福島第一原子力発電所から南西約20kmの川内村で高さ方向2.5m、4.5m、8.5mのアカマツを伐倒して入手した。生木に近い状態の木材の放射能汚染のプロセスを解明するため、サンプルは乾燥させずに水分を保持した生木に近い状態である。サンプルをイメージングプレート載せ鉛遮蔽体内に約7日間曝露し、木材内部の放射能分布の計測を行った。