[1J_PL0201] 四国電力からの報告
広島高裁の伊方3号運転差止の仮処分決定には,規制委員会の火山影響評価ガイド自体の問題と,火砕流・火砕降下物に関する技術評価の問題の2点がある。運転差止の仮処分は安全を最優先する大前提の下で原子力利用を国民の福祉に役立てて行くとの本学会の趣旨に大きく影響するもので,本特別セッションでは設計対応不可能な規模のカルデラ爆発の頻度や,それによる火砕流の到達可能性や降下火砕物の想定について,専門家・関係者から解説して頂く。原発の運転を国が認める根拠である規制基準への適合性の審査結果を民事訴訟で争うことの是非,審査を行う規制委員会の対応の良否などを議論したい。