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[1K05] 断層変位PRA手法の改良と仮想プラントへの適用の考え方
(1)概要
キーワード:断層変位PRA、ハザード定義位置見直し、フラジリティ評価手法妥当性検証、仮想プラントへの適用
著者等は断層変位PRA手法開発を進め、定量評価の蓄積を図っている。本報は5つのシリーズ発表のうちの(1)概要であり、同シリーズ発表は2017年度資源エネルギー庁委託研究成果の一部をまとめたものである。同概要では、断層変位PRA手法の改善及び想プラントへの適用の考え方について述べる。 改良項目は、断層変位ハザード定義位置の見直しと、断層変位フラジリティ評価手法の妥当性検証である。仮想プラントとしては、PWR/NPPを対象とする。同プラントは、各種建屋(原子炉周辺建屋、制御建屋、廃棄物首里建屋、タービン建屋)や海水給水系及び重大事故対処施設等から構成されると共に、これら建屋及び施設内の機器からなる。上記建屋基礎や施設基礎に複数本の副断層が作用すると仮定する。