2018年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 306-1 原子力安全工学(原子力施設・設備,PSAを含む)

[1K05-11] 断層変位PRA・耐震技術

2018年3月26日(月) 14:45 〜 16:35 K会場 (U3棟 U3-311)

座長:糸井 達哉 (東大)

16:00 〜 16:15

[1K10] 断層変位推定のための高性能数値計算

(1)解析手法

*澤田 昌孝1、羽場 一基2、堀 宗朗3 (1. 電中研、2. 大成建設、3. 東京大学)

キーワード:原子力安全、断層変位、地表地震断層、高性能数値計算、並列計算

信頼ある地表断層変位の推定手法は断層変位に対する重要構造物の設計・安全評価を行うために重要である.本論文では,断層変位の推定を行なうための数値解析手法として,1) 厳密に導出した高次ジョイント要素,2) エネルギー保存に優れた陽的シンプレクティック時間積分という2 つの機能を有する有限要素法プログラムの開発を行った.本有限要素法プログラムは並列計算による大規模解析が可能である.断層を含む地盤の比較的単純な3 次元モデルに開発したプログラムを適用し,その検証を行った.また,開発した解析手法は100 万自由度程度のモデルに適用可能で,計算時間も十分に短いことを示した.