[1L15-17] 浅地中処分の安全性評価

[1L15] 1F汚染水処理二次廃棄物ガラス固化体の浅地中処分の安全性評価

(1)ジオメルトガラス固化技術の適用

*安部田 貞昭¹、Brett Campbell²、原 啓二³、増田 純男³ (1. キュリオン ジャパン、2. ヴェオリア ニュークリア ソリューションズ、3. 原子力安全研究協会)

キーワード：ジオメルトガラス固化技術、汚染水処理二次廃棄物、浅地中処分

福島第一原子力発電所サイトで発生している汚染水処理二次廃棄物の処理にガラス固化法のひとつであるジオメルトガラス固化を適用し、その廃棄体（ガラス固化体）を浅地中処分するときの安全性について検討した。その結果を３編に分け報告する。ジオメルトガラス固化法とは、容器内の処理対象物に電極棒を挿入・通電し、そこで発生するジュール熱を利用して廃棄物を溶融する技術である。溶融後、自然冷却することでガラス状の固化体が生成される。ガラス固化体は物理的にも化学的にも安定しており、放射性核種を長期間封じ込めることが可能である。そして、汚染水処理二次廃棄物の処理と安全な処分に有効であると考えられた。