2018年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-2 放射性廃棄物処分と環境

[1L15-17] 浅地中処分の安全性評価

2018年3月26日(月) 16:40 〜 17:30 L会場 (M1棟 M1-311)

座長:藤崎 淳 (NUMO)

17:10 〜 17:25

[1L17] 1F汚染水処理二次廃棄物ガラス固化体の浅地中処分の安全性評価

(3)安全性評価

*原 啓二1、安部田 貞昭2、在間 直樹1、増田 純男1 (1. 原子力安全研究協会、2. キュリオン ジャパン)

キーワード:安全性評価、浅地中処分、基本シナリオ、稀頻度シナリオ、浸出モデル

ジオメルトガラス固化体のピット処分について、前項で整理した核種インベントリーとガラス固化体の浸出率、および処分場概念に基づき安全性評価を実施した。ここでは、基本シナリオ(操業シナリオ、建設シナリオ、居住シナリオ、河川水利用シナリオ)に加えて、稀頻度シナリオとして大規模掘削シナリオおよび井戸水飲用シナリオも考慮した。その結果、セメント固化体等に適用される瞬時放出モデルに対して、ガラス固化体の核種閉じ込め機能を考慮することにより、基本シナリオにおける被ばく線量を数桁低減でき、ガラス固化により処分システムの安全性が大きく向上することを示した。