17:35 〜 17:50
[1N12] 高硝酸Na廃液用低レベル放射性ガラス中のTi、Zn、Zrの局所構造解析
キーワード:低レベル放射性廃棄物、EXAFS、チタン、亜鉛、ジルコニウム
再処理により発生する高濃度の硝酸ナトリウムを含む放射性廃液をガラス固化する研究開発が進められており、浸出試験によるとソーダガラスをベースにTiO2-ZnO-ZrO2を添加することで化学的安定性の向上が見込めることが明らかとなっている。
Ti、Zn、Zrのうちどの成分が化学的安定性の向上に寄与しているのかを知るため、浸出前後のガラス中のTi、Zn、Zrの原子周りの構造をEXAFSを用いて評価した。Zrに着目すると浸漬前後でZr-Oの距離が変化したことから化学的安定性に何らかの影響を及ぼしている可能性が示唆される。
Ti、Zn、Zrのうちどの成分が化学的安定性の向上に寄与しているのかを知るため、浸出前後のガラス中のTi、Zn、Zrの原子周りの構造をEXAFSを用いて評価した。Zrに着目すると浸漬前後でZr-Oの距離が変化したことから化学的安定性に何らかの影響を及ぼしている可能性が示唆される。