2018年春の年会

講演情報

一般セッション

I. 総論 » 総論

[2A15-19] 教育・人材育成

2018年3月27日(火) 16:10 〜 17:30 A会場 (C1棟 C1-211)

座長:澤田 哲生 (東工大)

16:40 〜 16:55

[2A17] 現場緊急時対応訓練を題材とした産学連携の取組み

*彦野 賢1、金山 正樹1、小澤 弘士1、岡部 幸徳2 (1. 原子力安全システム研究所、2. 金沢工業大学)

キーワード:産学連携、問題解決型授業、緊急時対応訓練

産学連携は,企業側においても大きな社会貢献活動と考えられる。近年ではPBL(Project Based Learning:問題解決型授業) で採用されている。本報では,大学教育での具体的事例を紹介するとともに、企業および大学双方にとっての効果を確認し,今後の連携促進を深めるための課題点を整理する。
学生に求めた課題は,緊急時訓練のシナリオ企画であった。1コマ目では,課題背景とその解決例を説明した。その後,学生は,1チーム4名構成の2チームを編成し,約2か月間,チームマネジメントを実践しながら課題解決を行った。最後の1コマでは,各チーム単位で,導いた結果の発表を求めた。
原子力専門ではない工学系大学院生8名が参加した。原子力発電の仕組みおよび業務内容の説明では,彼らから積極的な質問を受け,その後,円滑に課題に取り組むことが報告された。自らWEB情報などによりグループで自主学習する問題解決型授業の課題として,無理のない設定であったと考えられる。