2018年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2B05-09] 福島原発事故2

2018年3月27日(火) 10:35 〜 12:00 B会場 (C1棟 C1-311)

座長:山野 秀将 (JAEA)

10:35 〜 10:50

[2B05] 東京電力福島第一原子力発電所炉内状況把握の解析・評価

(102)SAMPSONを用いた1F事故発生後3週間解析(1号機)

*西川 朝雄1、木野 千晶1、茶木 雅夫1 (1. エネ総研)

キーワード:SAMPSON、過酷事故解析、福島第一原子力発電所、SAMPSONコード、シミュレーション

エネルギー総合工学研究所ではシビアアクシデント解析コードSAMPSONを用いて福島原子力発電所の事故進展シナリオおよび最終デブリ分布を分析している。これまでに国内の専門家による議論を通じて、実測値や炉内調査結果を再現し得る事故シナリオを策定した。さらに、策定されたシナリオに則りSAMPSONによる1号機解析を実施し、RPV/PCVからのガス漏洩や大量の水素発生を想定することで、測定された主な圧力挙動を再現し得ることを確認した。本発表ではSAMPSON解析を通じて得られた1号機の最終デブリ分布評価について報告する。