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[2C05] φ3mm微小試験片を用いた核融合炉ダイバータ候補材の熱拡散率評価手法の開発
キーワード:核融合炉、ダイバータ候補材、熱拡散率
本研究ではφ3mm×t0.5mm微小試験片を用いた核融合炉ダイバータ候補材料の熱拡散率評価手法の開発を目的とする。微小試験片の熱拡散率は、従来の標準試験片と同様の解析手法では正確な値が得られないことが知られている。原因を確かめるため、実際に室温での微小試験片、標準試験片の熱拡散率測定を行った。結果としては微小試験片の温度上昇曲線が試料面積の減少に伴い、S/N比が悪化し、熱拡散率のばらつきが大きくなったことが原因で全体的に標準試験片よりも高い値が得られた。次に、高温での測定を行い室温から高温までの温度依存性を確認した結果、微小試験片の熱拡散率のばらつきは高温では安定したが、温度に関わらず系統的に標準試験片よりも高い値が出ていることが新たに分かった。現在はこの結果を受けて、得られた温度上昇曲線から熱拡散率を正確に評価するための補正式や解析モデル、解析範囲の検討を行っている。