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[2C13] CuCrZr合金および酸化物分散強化Cu合金の水素同位体吸収・放出特性
キーワード:同位体効果、照射効果、ダイバータ、冷却管、昇温脱離
ダイバータ冷却管材料であるCuCrZr合金および酸化物分散強化Cu合金をH2ガス、D2ガス、H2-D2混合ガスに300~500℃で曝露し、昇温脱離スペクトルを測定した。また、CuCrZr合金に5.1 MeVのCuイオンを0.5 dpaまで照射し、吸収・放出特性の変化を調べた。両合金とも、これまでに透過実験で報告されている溶解度から予測されるよりも一桁程度大きな水素同位体吸収量を示した。また、H2-D2混合ガスに曝露したのちの昇温脱離スペクトルには明確な同位体効果が見られ、質量が小さい水素同位体分子ほどより低温で脱離した。Cuイオン照射による明確な水素同位体吸収量の増大も観察された。