[2D01-02] Miniature Test

[2D01] Investigation of mechanical characterization method with miniature specimen

Applicability of automated ball indentation test to pressure vessel steel

*Satoshi Miyashiro¹, Yuji Kitsunai¹, Masao Itatani², Tetsushi Yamaoka², Tetsuya Toyota³, Takahiro Ishizaki⁴ (1. Nippon Nuclear Fuel Development, 2. Toshiba Energy Systems & Solutions Corporation, 3. Hitachi-GE Nuclear Energy, 4. Hitachi)

Keywords:ABI test, Indentation test, Surveillance test, Materials from a decommissioned nuclear plant

廃炉材研究や40年超運転に向けたデータ取得方法検討の観点から、微小試験片による機械特性評価技術への要求が高まっている。NFDでは、微小試験片で破壊靭性を評価を実施可能な方法を模索し、有望と思われる複数の手法について並行して検討を進めている。
微小なボール圧子を用いた全自動ボール押し込み（ABI：Automated Ball Indentation）試験は、破壊靭性と引張特性を同時に評価可能、試験片の損傷は微小圧痕のみ、微小平板で試験可能であり複雑な加工を必要としない、等の利点を持つ。本稿では、原子炉材料評価への適用性を検討した。この結果、ABI試験による破壊靭性評価結果は、従来のCT試験の結果と良い相関を示した。また、引張特性についても、引張試験結果とほぼ同等の降伏応力、引張強さを示し、また硬さ測定との比較の結果、熱影響部を1mm間隔で評価するのに十分な空間分解能を持つことが示唆された。