2018年春の年会

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VI. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2E16-21] 廃棄物処理

2018年3月27日(火) 16:20 〜 18:00 E会場 (R1棟 R1-311)

座長:岩瀬 広 (KEK)

16:35 〜 16:50

[2E17] 福島第一原子力発電所水処理設備処理水へのZr-93分析法の適用性確認

*遠藤 翼1、幸 哉次1、永野 美里1、佐々 直幸2,1、秋元 友寿2,1、佐々木 誉幸2,1、上野 隆2、石森 健一郎2、亀尾 裕2 (1. 東京パワーテクノロジー株式会社、2. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:福島第一原子力発電所、ジルコニウム-93、汚染水、多核種除去設備処理水、誘導結合プラズマ質量分析装置

東京電力福島第一原子力発電所(以下、「1F」という。)の事故により発生した汚染水は、多核種除去設備(ALPS)等の水処理設備により放射能の除去を行っている。本研究では、ALPS処理水の性状確認のために、ALPS処理水を対象にZr-93分析法の適用性を確認した。ALPS処理水の模擬試料を準備し、固相抽出により単離・精製して誘導結合プラズマ質量分析装置(以下、「ICP-MS」という。)により定量した。本手法にて、模擬試料からZrのみを単離する事ができ、高い回収率と目標検出下限値以下が得られる事が確認出来た。