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[2E17] 福島第一原子力発電所水処理設備処理水へのZr-93分析法の適用性確認
キーワード:福島第一原子力発電所、ジルコニウム-93、汚染水、多核種除去設備処理水、誘導結合プラズマ質量分析装置
東京電力福島第一原子力発電所(以下、「1F」という。)の事故により発生した汚染水は、多核種除去設備(ALPS)等の水処理設備により放射能の除去を行っている。本研究では、ALPS処理水の性状確認のために、ALPS処理水を対象にZr-93分析法の適用性を確認した。ALPS処理水の模擬試料を準備し、固相抽出により単離・精製して誘導結合プラズマ質量分析装置(以下、「ICP-MS」という。)により定量した。本手法にて、模擬試料からZrのみを単離する事ができ、高い回収率と目標検出下限値以下が得られる事が確認出来た。