2018年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-2 炉設計と炉型戦略,核変換技術

[2F19-21] 固有安全高速炉

2018年3月27日(火) 17:15 〜 18:00 F会場 (U2棟 U2-211)

座長:太田 宏一 (電中研)

17:45 〜 18:00

[2F21] 凸型炉心形状による再臨界防止固有安全高速炉に関する研究開発

(3)軸芯燃料用中性子吸収材の検討

*舘 義昭1、高木 直行2、若林 利男3、高橋 信3 (1. 日本原子力研究開発機構、2. 東京都市大学、3. 東北大学)

キーワード:中性子吸収材、MOX燃料、再臨界、高速炉

高速炉の燃料損傷時に再臨界を防止するため、軸芯部に中性子吸収体を包含する軸芯燃料の開発を進めている。通常運転時にはMOX燃料の軸芯部に留まり、燃料損傷(溶融)時に溶融燃料内に分散し再臨界を防止する仕組みである。このような軸芯燃料に用いる適切な中性子吸収材を選定するため、融点などの物性とともに燃料溶融時の分散性を考慮した特性について、データベース調査や模擬物質による試験評価を行った。
その結果に基づき、中性子吸収能が高いB、Gd、Eu、Dyの添加方法について検討を行った。