2018年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 201-1 原子核物理,核データ測定・評価・検証,核反応工学

[2G01-07] 医療データ,中性子捕獲反応,共鳴散乱,測定技術

2018年3月27日(火) 10:10 〜 12:00 G会場 (U2棟 U2-212)

座長:渡辺 幸信 (九大)

11:25 〜 11:40

[2G06] 共鳴吸収法を用いたPu-239の磁気双極子遷移強度の測定

*静間 俊行2,1、Christopher Angell1、羽島 良一2,1、Bernhard Ludewgt3、Brian Quiter3、小泉 光生2 (1. 量研、2. 原子力機構、3. LBL)

キーワード:核共鳴蛍光散乱、磁気双極子遷移強度

準単色レーザーコンプトンガンマ線ビームを用いて、Pu-239原子核の共鳴散乱実験を行った。実験は米国デューク大学で行った。中心エネルギー2.14MeV、半値幅約4%のガンマ線ビームを、Pu-239の吸収ターゲット及び散乱ターゲットに照射し、散乱ターゲットからの共鳴散乱ガンマ線を高純度ゲルマニウム検出器を用いて測定した。その結果、励起エネルギー2.12から2.19MeVの平均積分断面積として、13 eV barn、基底状態と第一励起状態への分岐として、0.4を得た。本講演では、実験手法及び結果について報告するとともに、準単色レーザーコンプトンガンマ線ビームを用いた非破壊核種分析の今後の計画について紹介する。