2018年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 201-1 原子核物理,核データ測定・評価・検証,核反応工学

[2G01-07] 医療データ,中性子捕獲反応,共鳴散乱,測定技術

2018年3月27日(火) 10:10 〜 12:00 G会場 (U2棟 U2-212)

座長:渡辺 幸信 (九大)

11:40 〜 11:55

[2G07] 新たな放射線検出器不感時間

Brian Hales1、*木村 敦1、中村 詔司1、岩本 修1 (1. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:不感時間、時間依存放射線測定、飛行時間法、データ収集系

時間依存の放射線測定実験では検出器・データ収集系 (DAQ) の不感時間を補正する必要がある。これまで広く
用いられてきている麻痺型不感時間と非麻痺型不感時間モデルは、検出器で放射線を測定した場合、そこから一定時
間は新たな放射線を測定できない ( 後ろ側に不感時間が発生する ) というモデルであった。しかしながら、J-PARC・MLF・ANNRIのGe検出器DAQシステムにて実施されたパルス中性子を用いたTOF実験において、これらのモデルでは説明できない現象が観測された。本発表では、この新しい不感時間について、発生のメカニズム、原因及び補正法等について詳細に報告する。