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[2G12] 時間依存密度汎関数理論から導く摩擦係数
キーワード:摩擦係数、時間依存密度汎関数法、ランジェバン模型
ランジュバン模型は核分裂に関連する物理量を精度よく計算することができるが、計算に必要となるLangevin方程式内の摩擦テンソルなどの輸送係数は、静的かつ巨視的な流体力学的模型を用いて計算されてきた。摩擦は核分裂現象においては原子核形状という巨視的な運動と内部の核子自由度の間の相互作用を意味し、中性子放出数や核分裂片の運動エネルギーなどを決める重要な物理量である。本研究では、微視的かつ動的な枠組みである時間依存密度汎関数法を用いて融合分裂過程のシミュレーションを行い、摩擦係数を求め、その性質を議論する。