10:00 〜 10:15
[2H03] クルックス管からの低エネルギーX線の測定、評価手法の開発
キーワード:クルックス管、低エネルギーX線評価、霧箱、放射線教育
クルックス管から漏洩するX線についてはこれまでに複数の研究者が報告を行っているが、低エネルギーX線の評価が不完全である。20keV以下の低エネルギーのX線は一般的なサーベイメーターでは実効線量を評価する事が不可能であるが、強度は非常に強く、ガラスバッジでの測定では印加電圧20kV程度でも15cmの距離で7mSv/hを超えていた。さらに、わずかな印加電圧の差が大きな透過率の変化に繋がるため、使用する都度安全確認が必要である。学校教育現場での線量評価を可能とするため、GMサーベイメーター、霧箱を用いた簡易な低エネルギーX線評価手法を開発した。