17:35 〜 17:50
[2H21] BNCTにおけるT/N-SPECTのコリメータ設計
キーワード:BNCT、SPECT、T/N比
BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)とは、熱中性子とホウ素(10B)の核反応によって放出されるα粒子とリチウム粒子(7Li)の腫瘍細胞を破壊する放射線治療法である。BNCTは従来のがん治療と比較し、正常細胞を傷つけることがないという利点がある。
しかし、BNCTを実現するためには幾つかの課題が残っている。その1つに、治療効果をリアルタイムに知ることができないことがある。この問題を解決するために、リチウムから放射される478 keVのγ線を計測し、重要な治療効果の指標の1つであるT/N比をリアルタイムで3次元画像にするT/N-SPECT装置の開発を進めている。
本研究では、実際の治療現場においてT/N-SPECTを設置した体系モデルを作成し、3次元汎用モンテカルロ輸送コードMCNP5を用いて数値計算を実施し、コリメータ長やコリメータ径を検討した。
しかし、BNCTを実現するためには幾つかの課題が残っている。その1つに、治療効果をリアルタイムに知ることができないことがある。この問題を解決するために、リチウムから放射される478 keVのγ線を計測し、重要な治療効果の指標の1つであるT/N比をリアルタイムで3次元画像にするT/N-SPECT装置の開発を進めている。
本研究では、実際の治療現場においてT/N-SPECTを設置した体系モデルを作成し、3次元汎用モンテカルロ輸送コードMCNP5を用いて数値計算を実施し、コリメータ長やコリメータ径を検討した。