[2I01-04] パルスラジオリシス・分光

[2I04] 帯域可変ガンマ線分光器のための櫛歯結晶の設計と試作

*羽島 良一¹、早川 岳人¹、静間 俊行¹、沢村 勝¹、永井 良治¹、宮本 修治²、松葉 俊哉³ (1. 量研、2. 兵庫県立大、3. 広島大)

キーワード：ガンマ線、分光器、レーザーコンプトン散乱

レーザ・コンプトン散乱ガンマ線技術の高度化で実現する次世代高輝度ガンマ線源のための帯域可変分光器を提案している。本分光器は、モザイク結晶によるアクセプタンスの拡大にヒントを得て、櫛歯型に加工したシリコン結晶に振動を与えることでアクセプタンス（帯域）の拡大と可変性を得るものである。シリコン製結晶の製作に先立ち、アルミ製モックアップの試作、振動測定、有限要素法解析との比較を行った。これら結果を報告する。