2018年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 203-3 ビーム利用・ターゲット

[2I11-16] X線・中性子応用

2018年3月27日(火) 14:45 〜 16:25 I会場 (U2棟 U2-214)

座長:羽島 良一 (QST)

15:00 〜 15:15

[2I12] 可搬型3.95MeV電子ライナック駆動中性子源によるPC橋梁その場水分測定

*Jean-Michel Antoine Bereder1、三津谷 有貴1、高橋 佑弥3、土橋 克広1、草野 譲一5、田中 泰司2、大島 義信4、石田 雅博4、上坂 充1 (1. 東大原子力専攻、2. 東大生産研、3. 東大社会基盤、4. 土木研、5. (株) アキュセラ)

キーワード:非破壊検査、可搬型ライナック、橋梁検査、水分検出、中性子源

PC橋梁におけるPC鋼材腐食は橋梁全体の耐力低下につながり、余寿命減少における大きなファクターとなっている。PC鋼材腐食の最大の原因は液状水が鋼材に到達することによる酸化物イオンや塩化物イオンの侵入であり、コンクリート内部、特にPCシース管内の水分検出は喫緊の課題である。PCシース管内の水分検出の手法として3.95MeV Xバンド電子ライナックX線源とベリリウムおよびヘリウム3検出器を組み合わせた中性子源による後方散乱中性子水分検出システムを開発し、PC橋梁シース管内の水分位置測定実験を行った。